地下鉄車内の非常通報装置

電車の車内についている「非常通報装置」は非常時に使うものですが、車両によって取り付け位置に違いがあります。


海岸線電車の車イススペース 海岸線電車の通話装置 拡大

地下鉄海岸線電車の車内。

先に開業した西神山手線に比べて車両が小型のためか、車イススペースの壁面に通報装置が取り付けられています。 非常事態だけではなく車イス利用者の緊急事態のときにも、周囲の人だけでなく車イス利用者自身も使用しやすい高さに設置されています。
なお、海岸線はワンマン運転のため、これを使用すると運転士さんと会話することになるはずです。



西神・山手線 ドアまわり 西神・山手線電車 通報装置 拡大 西神・山手線の車イススペース

西神山手線電車の車内と車イススペース。

一方、西神山手線の電車は、通報装置はドアの左上についています。
車イス利用者はもとより、女性や高齢者の人でも届くかどうかという高さにあり、いざというときに使えないことがないとは言えません。

今回取り上げたのは非常時だけのもので、なるべく使う機会がないほうがいいですが、
それでもとっさの時にわかりやすく使いやすいものでなくてはいけないと思います。

ユニバーサルデザインへの取り組み 目次にもどる