尼崎市バス運転士さんに介助士資格

3月4日付の毎日新聞 阪神版に、「尼崎市バス運転士に介助士資格取得へ」という記事がありました。
記事によると、運行管理ではなく現場で働く運転士が介護士資格を持っているのは珍しいようですが、
現場で働き、接客している人にこそ意識を高めてほしいので、こういった取り組みはすばらしいことと思います。


この介助士資格は民間資格で、名古屋市交通局で現場の運転士さんに取得を勧めていたことから、
尼崎市でも取り組みを始めたそうです。
尼崎市交通局では、96名の運転士さんのうち9名が資格を持っていて、今年度も10名が取得を予定しており、
2018年までに運転士さん全員が取得されるそうです。

の記事

ステッカーを貼った状態(前扉) Width= ステッカーを貼った状態(中扉)

バスにステッカーを貼ったところ。

入口と出口の横につけるので、一目でわかります。

1台のバスにつき、週に2〜3台は車いすでの乗車があるということで、
ノンステップバス率100%達成とともに、車いす利用者への乗客や運転士さんの理解も高いようです。
また、有資格の運転士さんが乗務しているときは、
「サービス介護士資格を持った運転士がご案内しています」と車内放送もできるそうです。

ステッカー

ステッカーを拡大したところ。

点字の時刻表

他にも、阪神尼崎などには点字による時刻表も設置されています。


現場の運転士さんの意識が高まることによって、車いすでも利用しやすくなることはありがたいことです。
また、有資格の運転士さんであることをステッカーや車内放送で一般の乗客にもアピールするなど、
非常に前向きに取り組みされていることを感じました。これからもどんどん進めていただくことを期待しています。

ユニバーサルデザインへの取り組み 目次にもどる