真横に来るまでわかりません

車イス使用者にとって、移動手段の中心といってもいいノンステップバス。
最近はよく見かけるようになり、それほど時間帯を選ばなくても外出できるようになってきました。

しかし、日の暮れるのが早い季節などは、暗くなってからではスロープ付きのバスなのかそうでないか、見分けが付きにくくなります。

共通したサインとしては、正面の行き先表示の横にある「車イス」マークなのでしょうが、暗くなってからは、これもバスが真横に来るまでみえないのです。

なお、この写真につきましては、運転士さんのご好意により、許可を得て撮影しています。

バス正面正面アップ

フラッシュをたいて撮るとこうなります。
正面下部の「ノンステップバス」の字や、右写真の車イスマークがありますね。



ところが

正面フラッシュなしフラッシュなし アップ

フラッシュなしで撮影してみるとご覧のとおりです。
右写真のように、遠くからでは車イスマークは見えません。

これでは、車イスから運転士さんへの「乗ります」という意思表示も遅れがちになり、待っているのに気づかないでバス停を通過されてしまうことがないとも言えません。

これは、行き先表示横の車イスマークがステッカー張りなのも一因があります。
ライトで内側から照らすなどして、遠目からでもわかりやすくならないものでしょうか。
また、バス停にも押しボタンとランプを付けるなどして、車イスで乗車しようとしているお客がいることを、
確実に運転士さんに知らせる仕組みにしてほしいものです。

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