ここでは、『神戸・明石のバリアフリーバス』で紹介した、
バスの区別を写真入りで解説します。
新ステップバス
新ステップバスというのは、普通のツーステップバスの降り口に電動のステップを付け、
前のドアが開くとステップが降りて全部で4段ステップになるもので、神戸市バスの93〜94年に
導入された一部のバスに付けられていました。
普通のバスですが、ドアが開くと・・・ → 車体の下にステップがもう1段下りているのがわかるでしょうか。 |
バスから地面(歩道面)までの高さが少なくなり、下車しやすくなっていると思います。
リフトバス
リフトバスは、車イス利用者が乗車できるように前のドアにリフトが付いていて、
普段は普通のステップですが、運転士さんの操作でリフトが動くようになっています。
ノンステップバスが普及してきたこととと古くなってきたため、神戸市バスでは廃車されるバスも出てきています。
リフトバスの各写真は、運転士さんのご好意により許可を得て撮影しています。 |
撮影:ぴよといっちゃんさん |
ステップが通常の状態 |
リフトを動かすと料金箱も移動 |
リフトが動いています |
リフト動作中 |
この状態で地面に着きます |
2004年7月、神戸市バスで最後まで残っていたリフトバスが廃車になりました。
リフトは車イスの上下に使われる設備で、最近のバスは一般の乗客にも関連のある、
「段差が少ないこと」「段差がなく、乗り降りしやすいこと」をも考えたワンステップバス・ノンステップバスに
代わりました。
しかしながら、「運転席からリフトが操作できる」「車イスの固定は、自動ロックだった」など、
運転士さんが運転席で操作できるという長所は大きかったと思います。
ワンステップバス
ワンステップバスは、(バスに足をかけた後の)車内のステップが、1段のバスのことを言います。
車イススロープがあるかどうかは各社局によって違いますが、座席数はノンステップバスよりも
多く、路線の制限も少ないため、坂の多い神戸などではこれからも増えていくと思われます。
ご覧のように、地面からの最初のステップを数えず、車内だけで数えると「ワンステップ」ですね。 |
ノンステップバス
ノンステップバスは、(バスに足をかけた後の)車内のステップがないバスのことを言います。
車イススロープが付いていますが、車内の座席はワンステップバスよりも少なく、
また、座席に座るために段差を上がらないといけない箇所も多く、これからもメーカーとともに
改良も必要でしょうね。
ご覧のように、地面からバスに足をかければ車内にステップはありません。 |
車イスの利用者は中扉で乗り降りします。 | スロープを出した状態です。 |
車イスが車内に入ると、座席を跳ね上げて車イスを固定します。 明石市バスでは,2003年の新車は固定装置が自動になりました。 |
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